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【DPVR:4】タダノ・スペース・ポートについて調べてみました

デンジャープラネット(以下DP)の元ネタの話題になるとよく出てくるのが「バトルテック」と「ギャラクシアン^3」ですが、作者様の言によると体感筐体としての元ネタは「タダノ・スペース・ポート」であるとのことです。


ちなみに「オフィシャルガイドブック」を読み返してみるとP70に以下の記述があったりします。

1988 3-8 瀬戸大橋博覧会開催 タダノ鉄工 バーチャルリアリティシアター『タダノスペースポート』稼働


で、「タダノ・スペース・ポート」についてネットで調べてみたのですがこれが面白いくらい情報が見つかりません(笑)1 なのでちょっとムキになって調べてみたのでまとめました。


以下、調査結果です。

まず上記にもあるとおり「タダノ・スペース・ポート」は1988年に開催された「瀬戸大橋博’88・四国2」で「㈱多田野鉄工所(現:㈱タダノ)」が出展していたテーマとしたパビリオンで、当時の出展名は「TADANO SPACE PORT」3

宇宙旅行をテーマとした内容で上映時間は3分。

構造は前方にスクリーンがあり、CG動画に連動して搭乗したカプセル全体が6軸モーションベースによって動くライド系アトラクション4で、今でいう「スパイダーマン・ザ・ライド」や「ガンダム・ザ・ライド5」に近いものになります。定員は40名で、カプセルのサイズは「約6x3x8m」とのことですのでかなり大きいです。

最近ではよく見かけるシステムですが、約30年前という時代を考えるとかなり先進的なことだったと思います。

ちなみに6軸モーションベースというのは以下の動画のようなもので、6本の油圧シリンダを使用して上下&前後左右、ロールピッチヨーの6軸動作を再現できる機構です。こちらも最近では見かける機構ですが、約30年前からあまり変わっていないというのもまた驚きです。6


このパビリオンはネット上に全く映像資料が残っていないのですが、さらに調べてみると「Tour of the Universe」という前身となるアトラクションが存在することがわかりました。これは1985年から1990年にカナダのCNタワーの地下で稼働していたアトラクションで、海外のライド系アトラクション好きの間では知る人ぞ知る的な扱いになっているとか?

この「Tour of the Universe」については以下のページで多数の写真付きで紹介されています。


船内のイメージ図です。椅子の配置もタダノ・スペース・ポートに近い感じだと思います。



ちなみにカラーの写真は「別のサイト」で発見しました。


全体の構造の写真です。カプセルは6本(V字が3組)の油圧式シリンダーで支えられています。ただ、定員40名に対して細いような気がしますが大丈夫なんでしょうか??7


広告のイメージです。目的地は木星のようですが、想定されている年は2019年…来年ですね(笑)。


動画も発見。CMでしょうか?15秒くらいから搭乗シーンと動いているところが見れます。




余談ですが年数的に撤去後のアトラクションなんでしょうが、自分好みのものばかりでとても気になります(笑)。絵的に最近でも見かけるものが多いというのがすごい…。



さらに別のサイトでは上映してたCG動画の絵コンテなんかも公開されています。


あとはこんなほほえましい記事も…




と、色々と調べた情報を載せましたが、今回は以下の文献から「このシステムには『マジック モーション マシーン(Magic Motion Machine)』という名前がついている」という情報を見つけたことで色々と発見することができました。

特定領域にとってはまだまだ紙の資料は必要だなぁと痛感した一件でもありました。あと国立国会図書館はとても大切な施設です…(しみじみ)。ちなみに上記は国立国会図書館に直接行けなくても遠隔複写サービスというのもありますので、興味のある方8は活用してみてください。



以上が調査結果?になります。事の発端は「TOWER筐体の中のコクピットシェルってどうやって動かしてるの?」という疑問から色々調べることになりましたが、個人的には得るものも多かったので満足しています(笑)。ということでそろそろ絵的な部分を詰めていかないと…

  1. というか基本的に80年代以前のローカルな情報って見つからない傾向がありますよね?(疑問形) []
  2. 四国と岡山で同時開催され、出展は四国の方。 []
  3. 参考:「瀬戸大橋博’88/四国 公式ガイドブック」(後述) []
  4. 参考:「瀬戸大橋博’88(四国)多田野パビリオンに設置した「マジック・モーション・マシーン」」(後述) []
  5. 少し古いですがかなり感動した記憶があるので… []
  6. もっと言うと基本的な考え方は70年代にはあったそうです…→参考 []
  7. ちなみに今回、ここまでムキになって調べたのはこの構造が知りたかったからです…色々すっきりして満足…。VRで遊ぶときは全然見えない場所なんですけどね(笑) []
  8. いるのか? []
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