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Eelegoo Mars(2):購入時に必要なものとおすすめのもの

Elegoo Marsの本体価格は3万円を切っており、光造形3Dプリンターの中ではリーズナブルなモデルでありますが、残念ながらそれだけでは印刷ができません。出力するためのレジン以外にもいろいろとサプライ品が必要になります。しばらく使用してみて、必要そうなものやあったら便利なものを紹介していきます。



必要なもの(消耗品)

光造形3Dプリンターに対応したUVレジン

本体にはお試し用のレジンが付属していませんので、これを購入しないと始まりません。Elegoo Marsの場合は紫外線の波長が「405nm」で硬化するレジンが必要になりますが、基本的に光造形3Dプリンターは同値のものばかりですので光造形3Dプリンター用のものを選べば問題ありません。アクセサリーやネイル用のUVレジンだと「365nm」対応のモノとかあります。ご参考まで。

それで良く分かんないけどとにかく早く出力したい、という方はElegooから出ているレジンをお勧めします。理由はボトルに照射時間などのパラメータが書かれており、そちらで出力すれば安定した出力が得られるからです。同じ理由で本体のメーカーごとにパラメータリストを公開しているレジンも良いと思います()。1

Elegooのレジンも色々なタイプが出ていますが「水洗い」と「スタンダード(非水洗い)」のどちらかから始めると良いと思います。水洗いの方が少し高いですが、スタンダードは洗浄用にIPAとか必要になってくるのでイニシャルコストは似たようなものになります。ただ自分はどうせいろいろなレジンを試すときにIPAは必要になると思ったのでスタンダードを選択しました。あと色については二次硬化時に奥までUVランプを浸透?させやすいというコメントがありましたので透明の緑を選択しました。







ニトリル手袋

UVレジンはアレルギー性物質を含みます。最近は低アレルギーを謳う製品も出てきましたが扱うときは必ず装着しましょう。

本体に数枚同梱していますが、作業ごとに使い捨てるのですぐになくなります。IPAで洗えば使いまわせるかと思ってしまいが、IPA乾いた後にレジンだけが残るのでやめた方が良いです。(※レジンアレルギーになるとこうなります…)

粉あり、粉なし(パウダーフリー)が売っていたら粉なしを買いましょう。

少し大きいものを選ぶと着脱しやすいですが、シワの部分が不意にレジンに当たったりするので個人的にはちょうど良いサイズがおすすめです。なお同梱されているものは市販のLサイズくらいなのでそれと比較して検討すると良いでです。





ストレーナー

レジンタンク内のレジンをボトルに戻すときに使います。ニトリル手袋ほどではないですが、慣れていないうちはレジンタンクを洗浄する頻度が高いので2、それなりに出番はあります。

ニトリル手袋と同じく本体に数枚同梱していますが、慣れてくると色々なレジンを試したくなるのでほぼ必須です。

同梱品は紙質がペラペラですのでそれよりも紙がしっかりしているものが使い勝手が良いです。ちなみに同梱品はもたもた作業していたら紙の接着部が剥がれてレジンをぶちまけるという事態に…。なお自分は「大塚刷毛 NEWブルドックストレーナー」を選びました。紙が硬いので使いやすいです。大きめのメッシュがついていますが、意外と先端の方からちょろちょろと落ちてきます。Amazonだともう少し安いものも売っていますが使用していないので程度はわかりません。







A4サイズくらいのトレー

基本的には液体を扱うので受け皿としてトレーは必須です。プラットフォームから出力物を外すときとか洗浄の受け皿とか乾燥時に使用します。後腐れが無い100均で売っているものが良いです。



キムタオル/キッチンペーパー

出力物やレジンタンクの洗浄時、レジンこぼしたときなどに使用するので使用頻度は高いです。毛羽立たないことに定評があるキムタオルをお勧めしますが、キッチンペーパーもあまり毛羽立たないということで使用している方も多いようです。ただし「キムワイプ」はレジンタンクのFEPシートを簡単に傷つける(実際に傷つけた)のでFEPシートと本体のLCDの清掃には使用しないように。





フェイスシールド

光造形3Dプリンターは何かと薬品を扱うことが多いです。保護メガネという選択もありますが、気流的にも吸う量をある程度防いでくれますのでフェイスシールドの方をお勧めします。リンク先は現在売ってませんが、ヘッドバンドがダイヤル式で調整しやすいのとシールド部分が上に持ち上げられるので個人的に気にいっています。





防塵防毒マスク

オーバースペックかもしれませんが、気化したレジンやIPAは基本的に吸わない方が良いです。また後処理でヤスリ掛けや塗装をしたくなると思いますので1つもっていて損はないです。

ちなみにフィルターは開封後から劣化が始まりますので、自分は使用しないときはジップロックに空気を抜いた状態で保管しています(効果は未検証…)。







UVライト

出力直後は光造形3Dプリンターの構造上、未硬化部分が残っているためUVライト当てて二次硬化を行う必要があります。

前述しましたが購入の際は波長が「405nm」に対応したものを選択してください。

Amazonではネイル用などが売っていますが出力が弱いし、タイマーが1分半~3分と短いものが多いので光造形3Dプリンター用のUVライトをお勧めします。

自分は「Elegoo Mercury」を購入しましたが、洗浄機能付きの「Elegoo Mercury Plus」が9月ごろに販売予定です。また「Anycubic Wash & Cure」など同種の製品は他社からも出てます。洗浄と2次硬化が同一スペースで行えるので省スペース効果は大きいと思います。







あると便利なもの

USB延長ケーブル

Elegoo MarsはWiFi機能がなく、スタンドアロンなハードですのでスライスデータを渡すのにUSBメモリの着脱する機会が多いです。Mars Proは前面にUSBが配置されていますが非Proは背面にUSBがあります。ですのでUSB延長ケーブルで取り回しの良いところにUSBの口を配置することをお勧めします。



タミヤ 先細薄刃ニッパー

手でもいでから後処理するという方には不要ですが、サポートを多用する場合は持っていると何かと便利です。ただタフレジン系の硬めのサポートをカットする場合は扱いに注意してください。





ヤスリ/紙ヤスリ

サポートカットの後処理に使います。400番くらいからあれば良いです。あとはどれだけ綺麗にしたいかで1000番とか2000番とかそろえれば良いです。



エアダスター(逆さOKのもの)/ブロワー/マスキングテープ

LCDやレジンバットのFEPシートのホコリの除去に使用します。

逆さにできないものは誤って冷却液を吹きかけてしまうことがあります(実際吹きかけた)のでご注意を。付属のストローは接続が甘いと吹っ飛んで傷つけることがあるので使用しない方が吉です(経験あり…)。あと最近はノンフロンで火気厳禁のものが多いのでご注意ください。

エアダスターは勢いがありすぎて傷をつけることもあるなんて話もあるのでもし不安な場合はブロワーとかマスキングテープでも十分代用可能です。







卓上ミニ扇風機

出力後に何かと乾燥待ちになることが多いので1台持っていると捗ります。





パネルヒーター

UVレジンは硬化後に硬質なものは粘度が高い傾向がありますし、使用マニュアルを見ても25~30度以上で使用するようにと指定されていたりもします。夏場は常温でも何とかなりますが、寒くなってくるとパネルヒーターがあったほうが良いです。

自分はこちらの製品をケースに上部にスリットを開けて差し込んで、耐熱両面テープ(3Mの超強力)で固定しました。ただ電源ケーブルが少し邪魔です…。





あると便利なもの(IPA洗浄が必要な場合)

IPA(イソプロピルアルコール)

出力物をIPAで洗浄する場合は必須です。最初は1Lを2本くらい買っておき、使用頻度に合わせて追加すると良いです。







シールつき容器

IPA洗浄をするときは深めの容器があると良いです。またIPAの揮発を抑えるためにもシール付き(蓋の溝にゴム材が入っているもの)が良いです。シール性については購入してから水を入れて振ってみると確認しやすいです。百円均一で200円くらいから売っています。なお「日本製」と大きく書かれているものはいまいちでした…。

サイズは容器の縦横ともにプラットフォームがすっぽり入るものが使い勝手良いです。1次洗浄、2次洗浄と分けて使うので予備含めて3個くらい購入すると良いです。



熱溶融積層3Dプリンターを持っているなら出力すると良いもの

レジンタンクを置くためのトレー

レジンタンクの底面とFEPシートは構造上、面一となっていますのでそのまま机に置くとFEPシートが傷つく恐れがあります。こちらのトレーはFEPシートの部分がへこんでいるし、レジンタンクにジャストフィットするのでレジンタンクの洗浄時などに重宝しています。ただ個人的にはもう少し溝部分を深くしてほしかったかなと…。





ケース用ノブ

Elegoo Marsの本体カバーは基本的に両手で持たないと外せない造りになっています。出力してみると分かりますが、意外と片手がふさがっていることが多いのでケース用ノブを付けました。固定は3Mの超強力両面テープで、今のところ外れる気配はありません。

リンク先は自分がアップロードしたデータです。アールは緩やかにしてありますので、サポートなしでも出力できます。





ストレーナーの固定具

こちらもやってみると分かりますが、レジンのボトルに戻すときにストレーナーとレジンタンクをそれぞれ持ちながら作業すると割とこぼします…。ですのでストレーナーの固定具を作ってみました。これはElegooの1Lボトルに対してぴっちりはまります。

レジンタンクが意外と重く、こちらも一緒に固定しておきたいのですが今のところ良いデータが見つかっていません…。それでもレジンタンクが重いのでさらにレジンタンクを固定するホルダーもそのうち作りたいです。お手軽なところだと手ごろな段ボール箱に穴をあけて使っている人もいるみたいです。





余談ですが、こちらのレジンタンクの蓋も出力しましたが遮光された屋内使用ではケースをしていればあまり硬化の心配はなかったので作業に慣れたらほとんど使わなくなりました。ご参考まで。





以上、ご参考になれば幸いです。

  1. Mars ProだとUVライトが強化されているのでもう少し短くできると思います。 []
  2. 照射時間が甘く、半硬化の状態にさせてしまったりとか… []
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