ネイティブアプリの開発手順 †
ここではCarbide.c++によるSymbianOS v9.x(UIQ3とS60)のネイティブアプリケーションの開発手順についての情報を載せています。使用するIDEにCarbide.c++を選んだのはまずは対応UIの多さです。Nokiaが公開しているにも関わらずS60 2nd、S60 3rd、Series 80、UIQ2、UIQ3と幅広く対応しています。また一番下のパッケージであるCarbide.c++ Expressは実機のリアルタイムデバッグやUIデザイナーといった便利な機能が省かれていますが、エミュレータデバッグや実機向けコンパイルといった一通りの機能は揃っているので問題なく開発を行う事が出来ます。またExpressは無償で使用できるために、無料で開発を始める事が出来ます。
開発手順 †
開発手順の大きな流れと各ポイントは以下の通りです。
- 開発環境の構築(インストール順を間違えるとうまくいかないので注意)
- Carbide.c++のインストール
- PerlとCTagsのインストール
- 各UIに対応するSDKのインストール
- エミュレータの日本語化
- アプリケーションの開発
- UIDの取得
- プロジェクトの作成
- コーディング
- エミュレータデバッグ
- 実機デバッグ
- セルフテスト
- Symbian Signedの取得(必要な場合)
- 各ファイルの提出準備
- テストハウスへ提出
- アプリケーションの公開
1:開発環境の構築 †
「開発環境の構築手順」を参照して下さい。
2:アプリケーションの開発 †
「アプリケーションの開発手順」を参照して下さい。
3:Symbian Signedの取得 †
「Symbian Signedの取得手順」を参照して下さい。
※Symbian Signedが必要なのはアプリケーションがケイパビリティを要求する場合です。もし不要であればこのまま公開できます。
4:アプリケーションの公開 †
ここまでくれば後は開発したアプリケーションを公開して、多くのユーザーに使用してもらうだけです。あとはブログや掲示板等を使って自分のアプリケーションをアピールしましょう。あとはMy-Symbian等の情報サイトで紹介してもらうというのも手かもしれません。