Symbian Signedの取得手順

※ここの内容は「2008年10月時点」のものです。
ここではすでにセルフテストは完了しているものとし、Symbian Signedを取得するまでの手順について説明します。ただし、Symbian Signedの内容は時々変更されるので、実際にこのページの情報を使用する場合は必ずSymbian Signedで最新の情報とあっているか確認してからご利用下さい。

Symbian Signedとは

※Symbian Signedは「Symbianによる認証関係を管理する為の組織」を表す場合と、「あるアプリケーションのSISファイルに対して動作及び身元が保証されているかどうかを示す認証」を表す場合と2通りあります。ここでは主に後者の説明になります。少々紛らわしいですが、文脈である程度は判断がつくはずです。

アプリケーション上でケイパビリティが必要なAPIを使用する場合」に付与させる必要があります。あとはケイパビリティが不要なアプリケーションでも「身元をはっきりさせ、インストール時の警告文を表示させなくする為に付与する場合」もあります。

基本的には開発者証明書とほとんど同じもので、Symbian SignedはSISファイルに付与することによって初めて機能しますが、SISファイルへの付与はSymbian Signedが直接行います。開発者証明書との違いを以下にまとめておきます。

  • SISファイルに対しての付与はSymban Signedが直接行う
  • 取得する為にテストハウスによるテストを受けなければならない(Express Signedは不要)
  • 有効期限は10年
  • IMEIによる制限を受けない(どの端末にもインストール可能になる)
  • 開発者証明書レベルでインストールできなかった端末(特に国内キャリアの端末)でインストールが可能になる(一部例外有り)

ちなみにSymbian Signedは不正使用(故意の改竄等)や契約内容(後述のFreewareによる取り交わし等)の違反が発覚すると取り消されることがあるので注意が必要です。

Symbian Signedの分類

Symbian Signedを取得する場合、以下の2つから状況に合わせて選択する必要があります。(Freewareは廃止されました)

Express Signed
Publisher IDを持つ企業向けのSymbian Signed。テストが不要な暫定的な認証で、ローコストかつ短期で取得できます。
Certified Signed
Publisher IDを持つ企業向けのSymbian Signed。テストハウスによるテストが必要です。

企業向けとしているのはPublisher IDを所持していることが前提であり、Pubilisher IDを取得するには法人格が必要となるからです。

Express Signed

詳細

Publisher IDが必要(ただしTC TrustCenterのみ利用可能)。インストール無制限、有効期間10年、使用可能ケイパビリティ13個。
テストを受けずに即座に認証を受けることが可能(待ち時間無し)。ただし、時々抜き打ちテストを行い、それに合格できないと認証が取り消されます。
使用可能ケイパビリティの個数制限があるので、それ以上を必要とする場合はCertified Signedを取得する必要があります。

必要コストは1回の認証につき20USDです。
チケット制で「TCT Content ID」をSymbian SignedのWebサイト上から購入する必要があります。購入フォームはSymbian Signedログイン後、「My Symbian Signed」内の「TCT Content ID」から購入する事が出来ます。

バージョンアップについて

取得方法

Express Signed取得までの流れは以下の通りです。

  1. TCT Content IDの購入
  2. 提出準備
  3. 提出
  4. 結果報告

TCT Content IDの購入

※事前にTC Publisher IDを取得すること。
※支払いはPayPalになります。事前にアカウントを取得しておくとスムーズに購入できる。

  1. Symbian Signedにログイン
  2. 「My Symbian Signe->TCT Contents IDs」をクリック
  3. まとめ買いが可能(割引は無し)。Content IDsから取得したい数を指定して「Next」をクリック
  4. PayPalの支払い画面に移動するので支払いを完了させると購入が完了する
  5. 購入履歴は「My Symbian Signed->TCT Content IDs内Purchase history」で確認できる

提出準備

アプリケーションはリファレンスやpkgファイルを含んだZIPファイルを提出することになる。提出ZIPファイルは以下のものを含む。

  • sisファイル
  • pkgファイル(sis作成時に使用したもの)
  • txtファイル(ユーザーマニュアル)
  • リリースノート(上記txtファイルに含むことが可能)

sisファイルはあらかじめPublisher IDを付与しておくこと。開発者証明書を付与してはいけないので注意。

テキストファイルおよびリリースノートはSymbian Signedが公開しているサンプルファイルを参照すること。1つのファイルにまとめる場合は最低でも「同梱ファイルの概要」「リリースノート」「ユーザーガイド」の三部構成になる。なお、「sis」「pkg」「txt」は名前をそろえること。

これらのファイルの準備ができたらZIP圧縮する(他の圧縮形式は不可)。

提出(Applicationの場合)

アプリケーションの提出準備ができたらアプリケーションを提出します。提出場所は以下の通りです。

  1. Symbian Signedにログイン
  2. 「My Symbian Signed->Submissions」をクリック
  3. 「Submissions」の下位のメニューから「Express Signed」をクリックで手続き開始
    1. セルフテストおよびPublisher IDでサインされているか確認するようにという警告文。提出用Zipファイルのサンプルも入手可能だが、命名則とか最新のTestCriteriaに合わないので信用しないこと。「Step 2:Your information」をクリックして次に進む
    2. アプリケーション提出者の情報を入力する。Symbian Signedのアカウントが入力されるので問題が無ければ「Step 3:Select submission type」をクリックして次に進む
    3. 提出するアプリケーションのタイプを選択する。基本的には「Application」を選択する。「Passive content(受動的なコンテンツ)」は辞書ファイルなどデータのみでEXEやDLLを含まないsisファイルを提出する場合に使用する
    4. 提出用ZIPファイルを提出する(ここでアップロードしてもまだ確定されるわけではない)。設定したら「Step 5: Content info」をクリック
    5. アプリケーション情報を明記する。入力したら「Step 6: Application test results」をクリック
      1. Application name(*):アプリケーション名
      2. Application version number(*):バージョン番号。例:「1.00(00)」
      3. Description of application(*):アプリケーションの概要
      4. Type of the application(*):アプリケーションのタイプ。「Entertainment」「Buisiness」「Other」「Game」「Personal Productivity」から選択する
      5. Targeted terminals of the application(*):テストで使用する端末を選択する(1つしか選択できないので注意)
      6. Do you require any additional accessories or add on hardware:アプリケーションを使用する上で必要なハードウェアを明記する(無ければ空欄)
      7. Show application in the catalog?:カタログに連絡先を記載して良いかどうか
      8. License(*):アプリケーションのライセンス形態を選択する
      9. Software language(*):開発言語を選択する
      10. Language(*):言語。国リストから選択する
      11. Further Marketing Information:マーケティング情報。カタログに記載される
      12. Marketing contact name(*):マーケティングでの担当者
      13. Marketing contact email(*):マーケティングでのメールアドレス
      14. Marketing contact phone(*):マーケティングでの電話番号
    6. セルフテスト(Universal Tests)の結果を明記する。例外の場合はその理由も明記する。セルフテストの項目は「Test Criteria」を参照。入力したら「Step 7: Declarative statement」をクリック
    7. 使用するケイパビリティとその理由を明記する。使用するケイパビリティは必要となったAPIと概要も併記する。入力後、「Submit」ボタンを押すと提出完了。もし提出ファイルに不備がある場合はエラーメッセージとともに警告ページに飛ばされる

提出(Passive contentの場合)

アプリケーションの提出準備ができたらアプリケーションを提出します。提出場所は以下の通りです。

  1. Symbian Signedにログイン
  2. 「My Symbian Signed->Submissions」をクリック
  3. 「Submissions」の下位のメニューから「Express Signed」をクリックで手続き開始
    1. セルフテストおよびPublisher IDでサインされているか確認するようにという警告文。提出用Zipファイルのサンプルも入手可能だが、命名則とか最新のTestCriteriaに合わないので信用しないこと。「Step 2:Your information」をクリックして次に進む
    2. アプリケーション提出者の情報を入力する。Symbian Signedのアカウントが入力されるので問題が無ければ「Step 3:Select submission type」をクリックして次に進む
    3. 提出するアプリケーションのタイプを選択する。基本的には「Application」を選択する。「Passive content(受動的なコンテンツ)」は辞書ファイルなどデータのみでEXEやDLLを含まないsisファイルを提出する場合に使用する。
    4. 提出用ZIPファイルを提出する(ここでアップロードしてもまだ確定されるわけではない)。設定したら「Step 5: Content info」をクリック
    5. アプリケーションの情報を明記する。入力後、「Submit」ボタンを押すと提出完了。もし提出ファイルに不備がある場合はエラーメッセージとともに警告ページに飛ばされる
      1. Content name(*):コンテンツ名
      2. Description of content(*):コンテンツの概要
      3. Type of content(*):コンテンツのタイプ。「Data for application」「Ebook」「Other」「Theme」から選択する
      4. Targeted terminal of the content(*):テストで使用する端末を選択する(1つしか選択できないので注意)
      5. Show content in the catalog?:カタログに連絡先を記載して良いかどうか
      6. Content version number:バージョン番号。例:「1.00(00)」
      7. Language(*):言語。国リストから選択する
      8. Further Marketing Information:マーケティング情報。カタログに記載される
      9. Marketing contact name(*):マーケティングでの担当者
      10. Marketing contact email(*):マーケティングでのメールアドレス
      11. Marketing contact phone(*):マーケティングでの電話番号

結果報告

提出したファイルに不備が無ければSubmit後のページで「Following table below summarizes the success of the submission. (以下略)」というメッセージが表示される。

提出したファイルのステータスは「My Symbian Signed->Submissions->My applications」で確認でき、ステータスが「Accepted」と表示されていれば完了している。

認証済みファイルは同ページの「Download signed application」からDLできる。

Certified Signed

詳細

Publisher IDが必要。インストール無制限、有効期間10年、使用可能ケイパビリティ17個。
提出後はテストハウスによってテストが行われる。

必要コストはテストハウスに支払うテスト代。料金は各テストハウスによって任意で設定されています。
再テストが必要な場合はまた別途料金(やや安くなる)が必要になるので注意。

なお、「TCB」「AllFiles」「DRM」のManufacture Capabilityを使用する場合は端末メーカーに直接許可をもらう必要があり、かつ提出するテストハウスもSymbian Signedにあるリンクとは異なるのでそれぞれ以下に連絡をとる必要がある。こちらの提出プロセスは通常のものと若干異なるので注意が必要(やることはほとんど同じ)。

  • Nokai:直接問い合わせる(連絡先未公開)
  • Sony Ericsson:「このページ」内のChannel Accessから問い合わせる
  • Sumsong:「symbiansigned@samsung.com」にメールする
  • LG:直接問い合わせる(連絡先未公開)

取得方法

Symbian Signed取得までの流れは以下の通りです。

  1. 提出準備
  2. 提出
  3. 結果報告

提出準備

提出用のZipファイルを作成する。ポイントがいくつかある。

提出

アプリケーションの提出準備ができたらアプリケーションを提出します。提出場所は以下の通りです。

  1. Symbian Signedにログイン
  2. 「My Symbian Signedタブ」をクリック
  3. 左のメニューから「Submissions」をクリック
  4. 「Submissions」の下位のメニューから「Certified Signed」をクリックすると提出手続きが開始されます
    1. 事前にセルフテストを入念に行いましょうという注意書きと提出用Zipファイルのサンプル
      1. ここで入手できるサンプルは規格が古いものなので宛てにならないので注意。次ページ以降またはTest Criteriaの情報を優先すること
    2. 開発者の情報を記述(デフォルト値としてアカウント情報が流し込まれる)
    3. 提出タイプの選択(アプリケーション/パッシブコンテント)
    4. Zip圧縮ファイルの提出
      1. Zip圧縮ファイルの圧縮時に「パス(フォルダ)情報を含める」のチェックを外すこと(要注意)
      2. sisファイル、pkgファイル、テキストファイルの名前は統一すること(命名則はページ参照)
      3. 送信ファイルをここで確定しても最終StepでSubmitするまではSymbian Signedには送られない。
    5. アプリケーション情報を明記
    6. セルフテストの結果を明記(UNI-01~UNI-10)
    7. 必要なケイパビリティとその理由を明記(13種類)
      1. ここでSubmitを押すと提出ファイルを含めた入力項目に対して確認が入る。問題があれば理由が表示される
    8. 提出を確定

提出すると、「My Symbian Signed->Submissions->My applications」にアプリケーション情報が登録されます。以降はここでテスト状況を確認することが出来ます。

結果報告


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Last-modified: 2014-02-16 (日) 09:59:11 (1131d)