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MakerBot Industries Thing-O-Matic

Thing-O-Maticのアップデート情報

自分が購入したThing-O-Maticのバージョンからのアップデート(差分)情報です。本体キットは購入時期によって同梱内容が変わってくるので参考にしてください。

  • 2012/03/26:ReplicatorG v0034がリリースされています→公式Blog。ファームウェアv3.1でのZ軸方向の動作の問題はデフォルトでOnになっている「Z-Hold」をOffにすると正常に動作するようになります→フォーラム
  • 2012/01/20:v3.1にはZ軸方向の動作に問題があるようです→フォーラム。自分の環境ではZ軸方向の高さが6割程度になってしまう不具合を確認しましたので当面はv3.0を使用することにしました(ベルトコンベヤの使用は諦めました)。
  • 2011/12/13:ReplicatorG v0029&ファームウェアv3.1がリリースされました→公式Blog。v3.0ではベルトコンベアユニットが効かなくなる不具合があったので動作しなくなっていた方はアップデートをお勧めします。
  • 2011/06/10:Thing-O-Maticの組み立て済みキットがリリースされました→公式Blog。このキットには電話やSkypeによる一時間のセッティング&テクニカルサポートが付いています。あと基本キットとのハード的な差はプラットフォームがベルトコンベア式からアルミヒートパネル式に変更されているのと、Makerbot Interface Boardが付属していたりする点です。なお価格は倍くらい違います。
  • 2011/06/06:OpenSCADの新しいバージョンがリリースされました。更新内容は主にバグ修正とhull関数の追加です。詳細はリリースノート」を参照してください。
  • 2011/06/04:週アスPLUSで低価格3DプリンターとしてThing-O-Maticを紹介していただきました>「週アスPLUS:約10万円の激安3Dプリンター『Thing-O-Matic』
  • 2011/05/31:ReplicatorG v0025がリリースされました→公式Blog。色々と変更されているようですが、Windows7-64bit環境だと起動できないので動作を確認できていません。(コメントにも動作しなかったという報告あり)
  • 2011/04/21:Stepstruder MK6の追加キットが販売されました→公式Blog。ヒーターの形状とコアの材質(アルミ)とサーモスタット(元熱電対?)が変更されたようです。あと、プラスチックフィラメントの色も追加されたようです。
  • 2011/04/06:Stepstruder MK6のノズルがアップデートされました→公式Blog。先端が丸くなり、表面も変わったようです。径のラインナップは1mm、4mm、6mm、8mmです。緑色の旧ノズルは5mmなので、交換した場合は極端なサイズ変更は送り出し速度の調整が必要だと思われます。
  • 2011/03/29:Makerbot Interface Board Kit(v1.1)が販売されました→公式Blog。追加キットなので別途購入が必要ですが、これがあるとスタンドアロンでプリント可能になります(プリントデータはSDカードに保存)。購入したので「こちらのページ」にまとめました。
  • 2011/04/01:当ページ作成。

Thing-O-Maticとは

Thing-O-Matic*1」とは「MakerBot Industries」が開発したオープンソースな個人向け3Dプリンタです。3Dプリンタは色々なタイプがありますが、このモデルでは2mm前後の太さのプラスチックフィラメント*2を約200度に熱したノズルで溶かしながら前後左右に動くステージに積層してプリントします(参考動画)。

モデルデータは「STL」というCAD用のファイルを「Gコード」というNC旋盤などで使用される命令文にコンバートしてプリントされます。モデルデータのインポートからコンバート、命令は専用のソフトウェア(ReplicatorG)を使用します。ちなみにモデルデータはOBJファイルやColladaも実験的にインポート可能になっています。モデルデータの準備方法についてはMakerBotの「こちらのページ」でまとめられています。

TOM.jpg

Thing-O-Maticの特徴としては「オープンソース」と「低価格」が挙げられます。

詳しくは調べていませんが、元々は「RepRap」という企画から派生しているようです。それゆえ外装の設計図から制御部やコントロールソフトウェアのソースコードまで全て入手することが可能です。

それに関係してか時々ハードウェアのアップデートもかかります。実際に自分が購入して商品が発送されるまでの間にもプラスチックフィラメントの太さが3mmから1.75mmに変更されたり、ノズル周りのユニットが改定されたりしました。

価格は「1299USD」(2011/04/01現在)と一般的な業務用3Dプリンタ(だいたい100~1000万)と比較するとリーズナブルな設定になっています。ただし、精度はそれなりですしキャリブレーションも割とシビアです。なにより最初に組み立てが必要なのでトライ&エラーが必要なDIY作業が苦手な方にはちょっと向かないキットかと思われます(苦笑)。逆にそういった作業が大好きな方にはとてもお勧めです(^^)

ついでにデメリットをもう一点挙げておくとけっこう作動音が「うるさい」です。プリント中は4つのステッピングモータがせわしなく動きますので外装のビビリ音なども含めて音と振動が結構出ます。こちらはチューニングしだいである程度まで落とせますが

あとMakerBot Industries自体が「Thingiverse」というコミュニティサイトを運営しており、作成したモデルデータや作品の写真を投稿することができ、ユーザー同士の交流にも一役買っています。(自分もアカウントを作成して時々アップロードしています>参考)

なお、旧バージョンのモデルには「CupCake CNC」があります。こちらは基本的な構造は同じですが精度が上がっているようです。まだThing-O-Maticの情報が少ないので、検索するときはCupCake CNC関係の情報も役に立つときがあります。国内でも数名の方が購入し、情報を公開しています。以下は自分が見つけたページのリストです。参考まで。

ちなみに今はこんな感じです(^^;。

TOM_now_s.jpg

購入方法

※2012/01/20追記:現在の最新キットはツールヘッドはStepStruder MK7(自分が購入したものはMK6、モーターも別のものが付属)、モータドライバはv3.3と色々変更さているようです。プラットフォームは一応まだベルトコンベア式のものが付属しているようですが、精度の関係*3からただの板状のものに戻したい雰囲気もあります。実際アフターパーツとしてアルミ板も販売しています。 ※2011/06/18追記:本体キットにThing-O-Maticの組み立て済みキットが追加されました。価格が倍くらい違いますが、組み立て済みでありさらにSkypeや電話による1時間のテクニカルサポートも付いていますので組み立てに自信が無い方には良いかもしれません。ハード的にはプラットフォームがベルトコンベアではなくアルミヒートパネルに変更されていたり、インターフェースボードが付属していたりします。個人的には基本キットの方をお勧めします(^^)。

Thing-O-MaticはMakerBotが運営するネットショップから購入可能です。支払方法は「クレジットカード」と「PayPal」が指定可能です(「Online Quote」という項目がありますがよくわかりませんでした:P)。日本への配送は当然可能ですが、UPSになりわりと割高なので本体の他にプラスチックフィラメントや補修部品もついでに購入しておくことをお勧めします。※本体だけで200USDくらいになります。また、40~50USDのプラスチックフィラメント1kg購入するだけでも100USDくらいかかってしまうのでまとめて購入した方がお勧めです。

配送方法は「UPS Worldwide Expedited」と「UPS Saver」が選択可能です。後者は空港に到着してからは「クロネコヤマトが届けてくれる」ので早いし、再送も融通が利くので多少高くてもおすすめです。

参考までに荷物が成田空港に到着してからのトラッキングの履歴を公開しておきます。ただしUPSのトラッキングは更新が遅いので「空港上屋スキャン」になったと思って帰宅したら不在票が…ということもあるので注意が必要です。

とりあえず一緒に買った方がいいかなと思われるものをリストアップしておきます。

  • 本体キット
  • インターフェースボードキット:これがあるとSDカードにモデルデータをコピーし、スタンドアロンで動作可能になります。ただ、SDカードからのプリントのスタート指令はPCからも送れるので必ずしも必要ではありません。目安としてはPCから離れたところで運転させたいか否かだと思います。買ったので「こちらのページ」にまとめました。
  • 1.75mmのABS樹脂製プラスチックフィラメント:量はお好みで。目安としては「ここ」にあるウサギのオブジェが約60gです。最初のキャリブレーションや試作プリントで1kgぐらいは無くなると思った方がいいです。自分は最初に3kgくらい買いました:)。3mmのがありますが旧バージョンとの互換のためなので買わなくて大丈夫です*4
  • 大きめのバッグ:本体がすっぽり入るバッグです(笑)。移動や持ち運ぶ予定があるならどうぞ。赤色バージョンもあります。
  • 補修部品
    • ベルトコンベア:キットには3つ+αが付属していますが、プリントも回数こなしてくるとわりとヘタってくるので消耗品に近いです。あと平面精度を出すための改造を試すにもいいです。
    • ノズル:割と頑丈ですが、慣れてないとステージなどにけっこうぶつけますので不安なら一つあるといいかもしれません。MK6のセットにはMK5の緑色のノズルが付属していましたが、11/04/06にMK6用のノズルがリリースされました。径が4種類ありますが、細ければ精度が高く、太ければプリントが早くなるようです。ちなみにMK5の緑色のノズルの径は0.5mmです。

本体だけで10kgくらいになります。

TOM_box_s.jpg

購入時のポイント

本体キットはだいたい1ヶ月くらい待たされるのでのんびりまちましょう(笑)。どれくらいかかるか目安は商品ページに書いてあります。ただ、あくまでも目安なので早くなったり遅くなったりします。自分の場合は7weekとありましたが4weekくらいで自宅に到着しました(注文:2/2→発送:2/26→到着:3/3)。アメリカから発送されてからはだいたい5~7日くらいで到着します。

あとサポートのレスポンスはかなりいいです。質問を投げかけると翌日には回答が返ってきます。サポートページは「こちら」。自分の場合では本体キット購入時にツールヘッドがバージョンアップし、差額は無料で自動的にアップデートされました。

またそのときにはまだ発送されていなかったので、1.75mmプラスチックフィラメントもついでに購入したいと相談したら、提示額をPayPalで振り込めば注文品に追加するといった対処もしてくれました。

組み立てや動作方法についての相談も答えてくれますので困ったときにはこちらで質問するとよいです。(一応「Forum」もあるのでまずはそちらで調べるようにはしていますが…)

組み立てメモ

組み立ては基本的にはMakerBotのWikiページに全て情報が載っています。英語ではありますが、写真の量が多いのであまり困ることはありません。ただ、時々情報が古かったり不明瞭だったり間違ってたりするので各工程でのメモを載せておきます。

なお、組み立てには1~2日、調整に1日くらいみておくとよいと思います。(さらに微調整してハマると1週間くらいかかりますが…)

Before You Begin(前準備)

専用ソフトウェアのインストールから開梱、必要な工具の収集、組み立て前の下準備について紹介されています。

こちらのページにまとめました。

The Build Process(組み立て方法)

組み立て方法について紹介されています。

こちらのページにまとめました。

Using Your Thingomatic(キャリブレーションと使用方法)

組み立て後のキャリブレーションから試運転、メンテナンスについて紹介されています。

こちらのページにまとめました。

組み立て終わったら何をしよう?

とりあえず立方体や円柱などプリミティブな形状をプリントして精度をみるとどんなことが出来るのかが見えてくると思います(ついでにキャリブレーションの方向性も…)。こういった形状をSTLファイルで出力するには「OpenSCAD」が手軽でおすすめです。

または「Thingiverse」には他のユーザーが作成したモデルデータが数多く投稿されています。そこから興味のあるモデルデータをダウンロードしてプリントするのも楽しいと思います。個人的にはとりあえず「フィラメントを送るためのアタッチメント」をおすすめします。

あと最初にぶつかる問題としてはプラスチックフィラメントの扱いだと思います。ボビンのついていないタイプの場合はそのまま置いて使用していると高確率で絡まってくるのでスプール(巻き取り器)を用意する必要があります。これらもThingiverseにいくつも上がっているので探してみると良いでしょう。

Tips

Thing-O-MaticのTipsはこちらのページにまとめました。

プリント例

自分が今までにプリントしたものはThingiverseで公開しています。

リンク

  • MakerBot Industries:MakerBot社。TopからBlog、Wiki、Forum、ネットショップに移動可能。
  • ReplicatorG:Thing-O-Maticを操作するためのソフトウェア
  • Thingiverse:MakerBotが運営するモデルデータ投稿サイト
  • BFB 3D:国内で販売されている3Dプリンタ。組み立て式と完成品の2種類があります。

*1 略称はTOM
*2 材質は基本的にABS樹脂でオプションでPLAPVAなども選択可能
*3 実際に使用してみると分かりますが、ベルトの微妙な浮きのせいで細かいものや細長いものをプリントしたときに安定しないのでいまいち使い勝手が悪かったりします。
*4 購入時期によっては本体キットに1巻きついてきますが、自分のは3mmのでした。

添付ファイル: fileups_tracking02.JPG 726件 [詳細] fileups_tracking01.JPG 841件 [詳細] fileTOM_now_s.jpg 938件 [詳細] fileTOM_box_s.jpg 940件 [詳細] fileTOM.jpg 990件 [詳細]

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Last-modified: 2014-02-16 (日) 09:59:17 (1022d)